患者さんの命を救うために… ~新人看護師7カ月研修より~

患者さんの予期せぬ症状や、緊急事態への対応は、ある日突然やってきます。新人看護師さんにとってみれば、不安でたまらない出来事です。だからこそ、7ヵ月研修は、急変の予兆や気づきの力を高めることを目的として、重症・急性患者看護専門看護師の藤本さんに「急変対応」の講義をしてもらいました。

講義では、急変の構造から始まり、急変対応(迅速対応、一次評価、報告・応援要請)について事例を交えながらとても分かりやすく教えてもらいました。感染対策のため、グループワークは出来ませんでしたが、個々で考えたり、同期の意見を聞きながら、自分が遭遇した時のことを想像することもできたようです。新人看護師さんの中には、急変対応ができるように、自分の手帳にしっかりとメモをしたり、事例に真剣に取り組む姿が見られました。

重症・急性患者看護専門看護師による研修風景重症・急性患者看護専門看護師による研修風景重症・急性患者看護専門看護師による研修風景

 

患者さんの急変に気づくには、患者さんの日常を知らないと対応できません。看護師が持っている五感を使って患者さんの状態をしっかりと観察し、患者さんの命を救えるように、知識と技術のスキルアップをしていきましょう。

人材育成・採用担当主任 小川