多重課題への対応力を身につけたい!

同期と切磋琢磨した多重課題シミュレーション

入職して3~4ヵ月を迎えた頃、新人看護師さんには多重課題が訪れます。看護師の仕事は、複数の患者さんのニードの充足のための看護実践や看護業務を同時に行うことが多いため、優先順位を考えて行動する力が求められます。そのため、特に、社会人なりたての新人看護師さんには多重課題の乗り越え方が分からず、つらさを抱える方が多いように思います。看護師に向いていないかも…と判断しがちなこの時期、同期同士で言葉を交わせば、自分だけの悩みではなかったのだ、と安心して仕事に取り組むことが出来ます。そのように思える機会を作ることが、新人看護師教育担当の役割だと思っています。今回は、多重課題シミュレーションの研修の様子をレポートしたいと思います。

多重課題シミュレーション教育
多重課題シミュレーション教育

研修の前半は、新人看護師さんに遭遇しがちな多重課題のDVDを視聴してもらいました。自分なりに優先順位を考えたり、なぜそのように考えたのかを個人ワークとグループ内での話し合いを重ねました。グループワークでは、一人で考えて判断していたことや、報告・連絡・相談によって対応が変わること等に気づき、日頃の行動を振り返ることが出来ていたようでした。

多重課題シミュレーション教育
多重課題シミュレーション教育

後半は、事前に新人看護師さんが困っている場面を把握した上でテーマを分けてシミュレーションを行いました。机上で学習したことが、成功するかどうか分かりません。だからこそ、患者役、先輩看護師役等を演じることが大切なのです。同期で役割を分担し、切磋琢磨しながら体感できたことに大きな学びを感じてくれていました。

多重課題シミュレーション教育
多重課題シミュレーション教育

新人看護師5ヵ月研修では、多重課題を可能な限り防ぐための工夫、一人で抱え込まずに報告・連絡・相談することの大切さ、自分の力量を把握することの大切さを学びました。多重課題に対応できるようになるということは、患者さんの安全・安楽を一番に考えたケアが実践できるということです。これからも、患者さんを第一に考えて行動できる力を育んでいきましょう。来月は、リフレッシュ研修です。

人材育成・採用担当主任 小川