あと少しで2年目看護師さんへレベルアップ!
新人看護師7・8ヶ月研修
新年あけましておめでとうございます。一月住ぬる二月逃げる三月去ると言いますが、瞬く間に過ぎゆく月日の速さに、不安と焦りを感じている新人看護師さんがほとんどではないでしょうか。しかし、年が明け、さらに新人看護師の皆さんが大きく成長している姿を拝見します。ちょうど2年目看護師へのステップを踏むための準備段階に入っている時期ですね。今回も、新人看護師7・8ヶ月研修の様子を掲載しますので、ご自分の成長を確認し前に進んできたことを認識してもらえると嬉しいです。
7ヶ月研修:急変対応
新人看護師7ヶ月研修は、毎年 急変の予測と対応 をテーマに挙げて開催しています。今年は、皆さん一人一人が救急対応の知識と技術が確実に身につくように、心肺蘇生法トレーニング用のマネキンの数を増やして演習を行ったので、少しハードだったと思います。しかし、皆さん積極的に声を出して技術の習得に努めていたように感じました。研修後のアンケートでは、「より実践的な急変対応を学ぶことができた」「何度も経験でき急変の予兆に気づく大切さが理解できた」「チームで協力して実践できた」などの意見が聞かれました。特に、素晴らしいと感じたのは、自分の配属部署の疾患の特性を踏まえた行動がとれるように患者さんのことを想定しながら実践できた人が多かったことです。こちらが指示を出さなくても、皆さんの想像力で学習を深められる頭の柔らかさには、感服です。





8ヶ月研修:コミュニケーションについて
看護師の仕事に少しだけ慣れてくるこの時期、患者さんと十分にコミュニケーションが取れずに悩んだり、患者さんの言葉の真意が汲み取れず、あの対応で良かったのだろうか…と落ち込む新人看護師さんも多いのではないでしょうか。そんな日々が続くと、「私、やっぱり看護師に向いていないんじゃないかな」と自信をなくしてしまいます。でも、大丈夫です。同期がたくさん集まる研修では、自分がコミュニケーションについて悩んだ事例を共有したり、ロールプレイで実際に患者さんの立場になって想像したりすることで、解決に繋げられるからです。「みんな、同じように悩んでいたんだ」「言葉で解決しようとしていたな」「まだ出来ることあるな」そんな気持ちで研修を終えて、自部署に帰っていく新人看護師さんの様子を見ることができて、とてもホッとしました。ロールプレイでは、あらゆるスキルを使って、患者さんに寄り添うことが出来ていましたね。皆さんの気持ちは、患者さんや家族に伝わっていくと思います。




高度急性期病院だからこそ、患者さんや家族に寄り添うことの重要性に気づくことができましたね。コミュニケーションをとる姿勢、目線、タッチング、抱えている問題を一緒に考える…など、忙しくても患者さんに寄り添う看護を目指して、皆さんらしく育って欲しいと願っています。
3月は、いよいよ新人看護師としての最後の研修です。
看護部