がん治療

手術

手術療法は、がんを周囲の正常部分を含めて切除するとともに、転移を起こす可能性のあるリンパ節を切除する治療法です。血液がんを除くほとんどのがん治療の第一選択とされています。しかし、すでに遠くの臓器に転移を起こしているステージでは、手術療法のみで治すことは困難となります。

手術療法は、体に対する侵襲が大きな治療法です。できるだけその侵襲を小さくするために小さな傷で行う胸腔鏡・腹腔鏡手術を当院でもがんの手術に積極的に取り入れています。胸腔鏡・腹腔鏡手術は傷が小さく、筋肉の破壊も小さいため術後の痛みが少なく早期より離床、歩行などが開始でき早期の回復が望めます。しかし、逆に大きな手術が有効な場合もあります。遠くの部位への転移がなく、がんがその部位のみで広がっているような場合です。周囲の臓器や組織を大きく切除すればがんが切除できるような場合では、切除する範囲、臓器によって、それぞれ専門としている外科系の科が合同で拡大手術を行います。当院には腫瘍再建形成外科部があるため、切除範囲が広すぎて皮膚や筋肉を用いた再建が必要となる拡大手術にも対応できる体制が整っています。

ロボット支援手術

2023年9月よりロボット支援手術を開始しました。詳細は、以下のページをご覧ください。

最新医療への取り組み:ロボット支援手術