院長ご挨拶

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武藤 正彦

山口県立総合医療センターは、前身の「山口県立防府総合病院」として発足し山口県立中央病院の時代(昭和28年~平成17年)を経て、今年で創立75周年を迎えました。平成23年からは地方独立行政法人山口県立病院機構として大きな組織転換を図り、経営の強化にも努めてきました。

本年4月からは、腫瘍センターおよび手術支援ロボットセンターの二つのセンターを新たに設立し、地域がん診療連携拠点病院としての一層の機能強化を図りました。近年進展の著しいがんに関するゲノム・エピゲノム情報を活用した最新のがん薬物療法および細胞療法の研究開発を推進していきます。そのための専門医育成にも注力していきます。

昨年10月に「県立総合医療センター機能強化基本構想」が山口県において策定がなされ、新病院の建替えに向けた事業が一歩前進しました。

さらに昨年12月には、山口大学医学部附属病院と当院との間で、「医療を支える多職種の人材の資質向上や研修・教育体制の充実」を図るための連携協定を締結し、地域医療の一層の発展に貢献する予定です。

このような先進的な高度医療等への積極的な取り組みをとおして、県民のみなさま、地域の連携する各医療機関のみなさまをはじめとする多くの方々に選ばれる総合病院を目指します。高齢化に伴う疾病構造の変化にも柔軟に対応できる地域完結型医療提供体制を創り上げるべく、今後ともご期待にそえるよう邁進していく所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

地方独立行政法人山口県立病院機構
山口県立総合医療センター
院長 武藤 正彦