泌尿器科
ロボット支援手術を導入
ロボット支援手術は、視野を10倍以上に拡大し、3D立体画像を見ながら、同じ手術室内から遠隔操作で手術をします。震えのなく微細な動きができる操作が可能となったため、開腹手術と比較して以下のような利点があります。
ロボット支援手術メリット
- 傷口が小さい(5〜12mmの傷で行えます)
- (開腹手術に比べると)手術中の出血量が少ない
- 傷口が小さいことにより、術後の痛みが少なく回復が早い
- 繊細な手術により体の機能温存が期待できます
- 複雑かつ繊細な手術が可能になり、合併症が少ない傾向にあります
- 拡大視野で精密な切除が可能になり、より正確な切除が可能になります
2023年8月22日 :NHK山口ニュース
当院の手術支援ロボット(ダビンチ)導入が放映されました
ロボット支援手術の対応疾患
前立腺がん、腎臓がん、腎盂尿管がん、膀胱がん、副腎腺腫、先天性水腎症
「ダビンチ」によるロボット支援手術は前立腺がん、腎臓がん、膀胱がん、腎盂尿管がん、先天性水腎症、副腎腫瘍まで保険適応となりました
ロボット支援前立腺全摘除術について
- 入院期間:2週間程度
- 麻酔方法:全身麻酔
- 手術時間:2-4時間
- 手術の利点:がんの根治と機能温存が期待できる
- 手術の主な合併症:出血(輸血は稀)、尿失禁・勃起障害(開腹手術より有意に少ない)