総合診療推進サテライトセンターが当院に開設されました
山口大学医学部附属病院は、県内の総合診療医の養成と確保を主な目的として、総合診療推進サテライトセンターを山口県立総合医療センター内に設置しました。
国内では、医療の専門分化・高度化が進む中、臓器別・疾患別専門医の育成が進む一方で、急速な高齢化が同時に進行しており、複数の疾患や生活上の課題を総合的に診ることができ、地域包括ケアにおいても中心的な役割を担える医師の確保が求められています。
山口県においても進展する高齢化に伴い、特定の臓器や疾患を超えた多様な問題を抱える患者に専門的に対応できる「総合診療医」の必要性が一層高まっており、その養成は喫緊の課題となっています。
これまで県内における総合診療医の養成は、山口大学と山口県立総合医療センターが中心となって進めてきました。令和6年度には、両者の間で養成体制のさらなる強化を目的とした連携協定を締結し、今年度には山口大学医学部附属病院内に、総合診療医の養成・確保の中核拠点となる「総合診療医センター」が新設されました。今回設置されたサテライトセンターはその機能の一部を担い、特命准教授を配置し、現場に近い形で教育・支援を行います。
令和8年1月 12 日、山口県立総合医療センター内においてサテライトセンターの看板掲揚式を行い、山口大学医学部附属病院の松永和人病院長、地方独立行政法人山口県立病院機構の岡紳爾理事長、山口県立総合医療センターの武藤正彦院長をはじめ、関係者が出席しました。また、立会人として、山口県知事代理 健康福祉部長 石丸泰隆様、山口県議会議長代理 環境福祉委員会委員長 岡生子様にもご臨席いただきました。
松永病院長は、「急速な高齢化が進む中、多種多様な疾患に総合的な診療能力をもって対応できる医師の養成と確保は、これまで以上に重要となっている。各種取り組みや支援を通じて、県内全域における総合診療医の資質向上とキャリア支援の充実を図り、地域医療のさらなる発展に貢献していきたい」と挨拶されました。
また、武藤院長は、「へき地医療提供体制の充実、在宅医療およびその支援の強化、総合診療科の確立などに、当院としてもしっかりと取り組んでいく」と決意を示しました。
この度のサテライトセンター設置により、これまで以上に総合診療の重要性と魅力を発信するとともに、実践的な教育・指導を一貫して行うことで、県内、特にへき地を含む地域医療における医師不足の解消に貢献できるよう取組んでまいります。

