臨床心理部
概要
当院を利用する外来の方、入院中の方を対象に臨床心理士・公認心理師による面談や心理検査等を行っています。利用者のみなさんが生活をしていく上で、少しでも心の負担を軽減できるようなお手伝いを心がけています。主治医からの依頼があれば、どの科の利用者さんでも関わらせていただきます。
主な業務
常勤3名、非常勤1名の心理職が、各科主治医の指示のもとに、心理面談や心理検査を行っています。また、院内の緩和ケアチーム、HIV チームにも参加し、他職種と連携しながら心理面の評価と支援にあたっています。
神経科、周産期メンタルヘルス、小児科、緩和ケア、生殖医療、認知症疾患に関わる割合が多いです。
心理面談(カウンセリング)
対話を通じて、精神的な苦痛の理解につとめ、抱えている問題を一緒に整理・共有していき、利用者の方の生活を支えていきます。神経科では、必要に応じて定期的に行う精神療法を用いることがあります。
心理検査
神経科の依頼により、ロールシャッハテストをはじめとした各種人格検査、知能検査、認知機能検査等を実施します。所見レポートを作成し、検査者が被検査者、必要に応じて家族にもフィードバック面談を行っています。
また、当院で周産期フォローアップ中のお子さんに対し、新版K式発達検査や WISC 等による発達アセスメントを随時行っています。
地域連携
周産期メンタルヘルスでは、利用者の精神的支援だけでなく、チームのつなぎ役としても機能的に動いています。行政との連絡調整やカンファレンスへの出席なども積極的に行っています。
また、アウトリーチの一環として、地域で開催される諸会議(連絡協議会や利用者をサポートするための会議等)に出席することがあります。