臨床工学部

内視鏡センター業務

検査・治療

当院では、狭帯域光観察(NBI)をはじめ拡大内視鏡を併用することによって、早期消化管癌などの精密な診断を行っています。

また、通常観察が困難な小腸に対しダブルバルーン内視鏡検査や、カプセル内視鏡検査を実施しており、消化管以外に気管支鏡検査も行っています。

検査・治療としては、粘膜切除術(EMR)、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)、消化管止血術、食道静脈瘤に対する内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)・硬化療法(EIS)、胃瘻造設・交換、内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)による胆道疾患や膵疾患の診断、胆管結石除石術や狭窄に対するドレナージ・ステント留置術など幅広い治療を行っており、CE は機械操作や医師の介助など重要な役割を担っています。

内視鏡センター関連業務
内視鏡センター関連業務

機器管理台数

2024年2月現在、オリンパス社製EVIS X1を1台、EIVS LUCERA ELITEを4台、富士フイルムメディカル社製LASEREO7000シリーズを1台導入しています。また、スコープに関しては上部消化管内視鏡を16本、下部消化管内視鏡を14本、気管支鏡を8本、十二指腸内視鏡を4本、小腸内視鏡を2本、超音波内視鏡1本を運用しています。

その他、高周波焼灼電源装置やベッドサイドモニタなど、内視鏡センターで扱う様々な機器を臨床工学技士が管理しています。

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保守点検

内視鏡関連機器および内視鏡に関しては、臨床工学技士による定期点検・日常点検を実施しております(一部機器を除く)。その他、不具合が発生した場合などは迅速に臨床工学技士が動作点検などを行い、修理の必要性の有無を確認しています。

内視鏡センター関連業務
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洗浄業務・内視鏡清浄度確保に関する取り組み

内視鏡が使用された後は、洗浄消毒が適切に行われることが重要となるため、正しい手順に基づき適切な洗浄剤・消毒剤を使って内視鏡の洗浄・消毒が行っています。

当院では、内視鏡の洗浄・消毒の管理について A3 法を用いた ATP 測定を定期的に行い、使用する洗浄デバイスや洗浄方法を見直すことでより高い清浄度を確保できるよう日々取り組んでいます。

内視鏡センター関連業務
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勉強会

日本臨床工学技士会の内視鏡業務指針に則り、スクリーニング・治療の検査介助や様々な装置の点検、デバイス情報の積極的な把握に努め他のスタッフへの情報提供などを行っています。メーカーまたは臨床工学技士主催で医師・看護師などのスタッフに向けてデバイス・医療機器の勉強会を定期的に開催し、日々知識向上を図っています。

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