遺伝診療科
がん遺伝子パネル検査を希望される患者さんへ
がん遺伝子パネル検査の保険適用は以下の通りです。
- 標準治療が終了、または終了予定
- 標準治療がないがん
- 希少がん
- 原発不明がん
- 小児がん
がん遺伝子パネル検査で分かること
がん遺伝子パネル検査費用
項目 | 費用 | 3割負担 | 2割負担 | 1割負担 |
検査提出 | 440,000円 | 132,000円 | 88,000円 | 44,000円 |
結果説明 | 120,000円 | 36,000円 | 24,000円 | 12,000円 |
高額療養費制度が使用可能です。病院が異なるため、いったんお支払いが生じます。
がん遺伝子パネル検査を希望する患者さんへ
Q がん遺伝子パネル検査を受けたいのですが?
A 当院はがんゲノム医療連携病院ですので検査を出検することができます。保険診療のみ行っていますので、適応があるかどうかをまず、主治医の先生にご相談ください。
Q がん遺伝子パネル検査に必要な書類について
A 患者さんのがんの種類、これまでの治療、病理結果、病理標本、現在の状態など詳細な情報が必要です。
Q がん遺伝子パネル検査は高いですか?
A 検査を受けるのに44万円、説明に12万円の保険負担分です。高額医療の適応があります。
Q がん遺伝子パネル検査を受けたらよい薬が分かりますか?
A 保険適応のある薬が分かる確率は3-5%です。適応外の薬や治験というまだ販売されていない薬が見つかる可能性は10-15%とされています。治験は東京で行われているものがほとんどです。
Q 何度も受診する必要がありますか?
A 検査説明時と結果説明時に来院いただきます。出検から結果開示まで約2か月かかります。
Q 遺伝子情報どのように取り扱われますか?
A 他の診療情報と同様取扱いについては、当院では細心の注意を払っています。 利用目的以外で使用することはありません。
個人情報の取り扱いについて – 山口県立総合医療センター (ymghp.jp)
ただし、本検査を受けるには、個人情報を取り除き、がんゲノム情報管理センター(C-CAT)に
①ご自分のがんの情報と検査前後の治療や予後について報告すること
②がんのゲノム情報が薬剤開発などに使用されること
上記の目的で当院ががんゲノム情報管理センターへ登録する必要があるため、同意していただく必要があります。