肝臓内科
令和5年4月より肝臓内科を新設
山口県では、肝疾患診療体制の確保と診療の質向上を図るため、肝疾患診療ネットワークづくりに取り組んでおり、当院は肝疾患専門医療機関に指定されています。また、日本肝臓学会認定施設として、山口県の肝疾患診療における中心的役割を担っています。このたび肝臓内科を新設し、肝疾患の進展や発がんの抑制・予防を介して県民の健康に寄与するため邁進してまいります。
診療体制
① 他科との緊密な連携のもと高度な診療を提供
当診療科は、消化器内視鏡内科や放射線科、消化器外科との緊密な連携のもと診断および治療を進めています。また、薬剤部・栄養管理部・リハビリテーション科・患者支援連携センターなど医療に携わるスタッフがそれぞれの高い専門性を活かして多方面から患者さんをサポートいたします。
② 疾患・病状に応じて適切な治療方法を選択
B型・C型肝炎・肝硬変に対しては積極的に抗ウイルス療法を導入するとともに、エコー・CT・MRIなどで慎重に経過観察し、肝がんの早期発見に努めています。
肝細胞がんには、肝予備能や腫瘍の状態を考慮し経皮的ラジオ波焼灼療法・肝動脈化学塞栓術・肝動注化学療法・分子標的薬・免疫チェックポイント阻害薬などを選択しています。
③ 開業医の先生方との協力のもと長期的な診療を提供
最近増加傾向にある脂肪性肝疾患には栄養指導や生活指導を行い、開業医の先生と連携しながら診療しています。肝臓内科カンファレンスや外科・放射線科との合同カンファレンスなどを行い、チーム医療を行っています。
医師紹介
木村 輝昭 きむら てるあき |
内科系主任部長 診療部長 / 平成4年卒 |
肝疾患 / 消化器内科全般 |
資格
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メッセージ
診療部長の木村です。消化器内科医になって4半世紀が過ぎようとしていますが、現在も日々努力を惜しまず精進しております。専門分野は肝臓ですが、消化器内科全般に関しては専門資格は保有していますので消化器のいずれ疾患に対しても最新の治療を提供できると思います。診療部長として患者さんによりよい医療を提供できるよう消化器内科一丸となってがんばりますのでよろしくお願いします。