放射線科

放射線科

放射線科は、中央放射線部と共に X 線や磁気を用いた診断機器で撮影された画像を読影することで日常臨床に寄与しています。基本業務には、画像診断とインターベンショナルラジオロジー( IVR/IR )があります。

画像診断では、CT( X 線断層画像)や MRI(磁気共鳴画像)、核医学検査画像に専門的見解から読影を行い、各診療科医とは別の視点から患者さんの病態を見ることで、より質の高い診療を目指しています。2023 年度には、最新の PET/CT が導入され、大きな役割が期待されています。 IVR(IR) とは画像下治療のことで、患者さんの画像情報を元に、より安全で低侵襲な治療を行うことです。代表的な手技として、塞栓術や穿刺術があります。塞栓術は、各種腫瘍や出血に対して、カテーテル治療を行うことです。穿刺術では、局所麻酔下に膿瘍を排膿したり、腫瘍を経皮的に針生検することで最適な治療に導きます。2024 年度には、最新の血管造影装置が導入され、より高度な手技にも対応可能となりました。