病院機能評価(3rdG:Ver.3.0)の認定を受けました

当院は2025年3月に、公益財団法人 日本医療機能評価機構による病院機能評価の更新審査を受審し、2025年7月11日付で認定(認定5回目)されました。

病院機能評価(3rdG:Ver.3.0)の認定を受けました

病院機能評価とは

病院組織全体の運営管理および提供される医療について、日本医療機能評価機構が中立的、科学的・専門的な見地から4つの評価領域(1領域「患者中心の医療の推進」、2領域「良質な医療の実践1」、3領域「良質な医療の実践2」、4領域「理念達成に向けた組織運営」)から成る評価項目に沿って評価し、一定の水準を満たした病院が認定されます。

評価水準は改定時に引き上げが行われており、2023年から運用されている最新評価バージョン(3rdG:Ver.3.0)により評価され認定されています。

より良い病院作りを目指して成長し続けます

病院機能評価は、病院組織全体の運営管理および提供される医療について、基本的な活動(機能)が適切に実施されているかどうかを評価する仕組みで、組織横断的な質改善活動を支援するツールです。

この度、当院は無事5回目の認定を受けることができました。

今回の評価により、「適切に行われている」と評価された項目はより高みを目指し、明らかとなった課題に対しては、病院全体で改善に取り組むことで、更なる医療の質向上に努めてまいります。

今後とも、当院の基本理念に向かって職員が一丸となり、継続した質改善を推し進め、安心・安全、信頼と納得の得られる医療サービスを提供すべく、日々成長し続ける病院となるよう邁進する所存です。

副院長 病院機能評価受審準備委員長
福迫 俊弘

継続的な質改善の実現に向けて

このたび、病院機能評価(3rdG:Ver.3.0)受審に伴い、受審準備委員として関わりました。認定を受け、日々の取り組みが評価されたことを心より嬉しく思います。

当院は、高度急性期医療を担う基幹病院です。医療の質と安全性をさらに高めるため、チーム医療の強化、連携に取り組んでいます。看護部では、患者さん一人ひとりに真摯に向き合い寄り添う看護を提供しています。

評価項目の一つ一つを見直し、現場の声を反映させながら改善を重ねてきました。マニュアル等の整理・周知を図り「基本に立ち返る」ことの大切さを感じました。日々の業務と並行しての準備となり、スタッフの皆さんの協力なくしては成し得なかったと実感しています。外来、病棟、手術部、ICU、救急、専門・認定看護師をはじめ、看護師のそれぞれの活躍による成果、多職種連携・チームによる協働の場面における実践力を随所に感じました。

ケアプロセスでは、ケアの根拠を示しながら、多職種、チームで対応をしていること、すぐに改善するという姿勢で取り組みました。すべての看護師が、看護に込めた思いを、心を込めて語ってくれました。記録の質向上にも注力し、ケアの評価の記録に重点を置きました。カルテレビューの際には、看護記録が充実しており、ケアの評価が明確に記されていたことを評価していただきました。

患者さんを中心に考えた医療の質改善活動に取り組む中で、各委員会、部門を超えた連携や、コミュニケーションをとることが、成果を生む重要な要素だと実感しました。

今後も、当院の基本理念および看護部の理念に基づき、全職員が一体となり真摯な姿勢で継続的な質改善活動に努めてまいります。

看護部 副部長 病院機能評価受審準備委員会
池田 美智子