最新医療への取り組み
てんかん手術
てんかん手術は発作を消失させる根治的手術と発作の軽減を図る緩和的手術があります。根治的手術の場合、まず手術で頭蓋内に電極を留置した後、脳波ビデオ同時記録を病棟にて1週間程度行います。発作時の頭蓋内脳波を解析し、てんかんの原因となる部位(てんかん焦点と言います)を特定した後に、再度開頭手術を行い、てんかん焦点を切除して発作を止めます。緩和的手術は開頭手術により線維連絡を遮断し発作の伝播を抑える離断術と迷走神経刺激療法があります。離断術の中には発作を根治できる手術もありますが、正常な機能も損なわれる場合があるので、慎重な対応が必要になります。手術の適応に関しては担当医師とご相談ください。