山口大学医学部附属病院と連携に関する協定書を締結しました
地域医療の発展に一層寄与できるよう、県内医療の「最後の砦」として、その重責を果たされている山口大学医学部附属病院と県立総合医療センターは、医療を支える多職種の人材の資質向上や研修・教育体制の充実に関する連携協定を令和5年 12 月 13 日(水)に締結しました。
医療の高度化・専門化の進展により、質の高い医療の提供が求められる中、県内外の医療をリードする多くの優秀な方々を輩出されている医学部附属病院との連携を深め、ともに手を携えながら、地域医療の最前線で活躍できる多職種の人材を育成することにより、本県地域医療の発展に貢献したいという私自身の強い思いが、こうした形で実を結んだことを大変嬉しく思います。
今回、医学部附属病院で開催しました締結式では、行政、報道関係者など約 40 名の御参加をいただき、私の方から、「防府市内の医療機関が、医学部附属病院の医療人育成センターを活用させていただくことで、地域ぐるみで多職種の人材の育成や医療の質の向上を図っていきたい。また、こうした取組により、高度救命救急センターを有する医学部附属病院から、地元の医療機関までを包括する広域的・総合的な医療連携体制の構築が可能となり、各医療機関が持つそれぞれの機能を発揮し、誰もが安心して暮らせる地域医療が実現できるものと考えています。」と挨拶しました。
一方、医学部附属病院の松永病院長からは、「現在の医療は、日々、大きく進歩し、変化を遂げています。こうした中、習得した医療技術や知識を「学び直し」することがキーワードになっていると思います。本日の協定を機に両病院の研修・教育における連携の強化を図り、また、その成果が県全域に現われるよう貢献してまいりたいと考えています。」との心強いお言葉をいただきました。
さらに、式においては、協定書への署名や地域医療振興のための寄附の贈呈を行うとともに、立会人として御参加いただきました県健康福祉部の佐藤理事からは、今回協定の時宜にかなった御祝辞をいただいたところです。
私といたしましては、この連携協定の締結を機に、医学部附属病院など関係の方々と一層対話を重ね、一体となって、社会の変化や医療に携わる皆さんのニーズも踏まえた研修・教育を実施し、これからの医療を支える多職種の優秀な人材を効果的に育成することにより、更に地域医療の発展に寄与していく所存です。
地方独立行政法人 山口県立病院機構 山口県立総合医療センター
病院長 武藤 正彦
締結式の状況
主催者あいさつ
協定書署名
協定書の披露
目録(寄附金)の贈呈
記念撮影①
左から、佐藤理事、木村副病院長、松永病院長、武藤病院長、中村統括副院長、岡理事長
記念撮影②
左から、佐藤理事、中村統括副院長、松永病院長、武藤病院長、木村副病院長、岡理事長