院内看護研究発表会

院内看護研究発表会について

12月11日の午前中、Zoomを使用したハイブリッド形式(院内発表+オンライン参加)で院内看護研究発表会を開催しました。

新型コロナウイルス感染症の終息が見通せない中、研究担当者達は看護業務と併行して2年間の研究活動に取り組んできました。医療・看護提供体制が日々変化していく中で、研究を進めるために時間を創り出すことは、とても大変だったと思います。このような状況であっても、研究の成果を生み、院内で共有できる日を迎えられたことは、素晴らしいことだと感じました。

手前味噌ですが、当院の看護職員の底力を再認識しました。

研究には新たな知見を得るという意義があります。今回共有した研究成果のエビデンスレベルは、まだまだ発展途上ではあります。しかし、感染対策のために勤務環境が変化し続けるなかで、重視したい看護の価値を表現し、院内全体で共有できたことに、もう1つの意義があると思います。

感染予防対策のために面会が制限されていても、活用できる資源を使って家族を支援できないだろうか、患者さんの安全をどう守っていくと良いのかなど、研究担当者それぞれの看護観に基づく研究疑問から研究活動がスタートしました。

それぞれの部署で日々展開されている専門的な看護、その背景にある看護職員の熱意。研究担当者の思いや体験を聞きながら、患者さんとご家族の困りごとが映像のように映し出されます。様々な困りごとの解決の糸口を見出す成果が、今回の研究活動を通して得られました。

この成果を発表会にとどめず、各部署で活用していきたいと思っています。活用されてこそ、看護研究は意味を成してきます。そして、活用し続けながら、新たな疑問がわいてきます。研究のプロセスも看護実践と同じで、疑問→計画→介入→評価の繰り返しです。看護業務と併行した研究活動は時間がかかりますが、患者さんやご家族に最善のケアを提供するために、看護部全体で研究活動を継続していきたいと思っています。

院内看護研究発表会の様子
看護部長からのご挨拶
院内看護研究発表会の様子
発表会の様子
院内看護研究発表会の様子
研究発表者
院内看護研究発表会の様子
院内看護研究発表会の様子
院内看護研究発表会の様子
質問者
院内看護研究発表会の様子
院内でオンライン参加している看護職員
院内看護研究発表会の様子
看護研究運営のメンバー
院内看護研究発表会の様子