思春期の相談

女の子の相談

Q1 初経がまだこないけど、何歳までに始まればいいの?

早い人では、小学4年生で月経が始まることもありますが、大体中学2年生から3年生までには、ほぼ100%の女子に月経が始まっていることからも、満15歳の誕生日をむかえても初経がない場合は、一度産婦人科医師に相談してみることをお勧めします。

Q2 月経に関する相談。

・月経量は少ないけど、だらだらと続いている
 ・2ヶ月以上月経がないことがある
 ・月経と月経の間に少量の出血があることがある
 ・初経が1回あったきりでその後なかなかこない
 ・月経痛がひどくて我慢できない
 ・月経前になると頭痛、イライラ、腹痛がある

思春期は性機能が完成されるまでの発達段階であり、月経が始まったからといって直ちに月経が規則的になることはなく、約50%の人は規則的になるまで5年間位かかります。初経後の月経不順は大人への発達の段階で、ありがちなことと考えてもいいと思われます。しかし、これまで規則的だった月経が不順になった場合、例えば 3ヶ月以上の無月経や月経が8日以上続く時などは、なるべく放置しておかずに、産婦人科に行き相談しましょう。

次に月経痛ですが、月経痛に対してよく周囲の人から「月経痛は我慢するもの」とか「薬は飲まないほうがいい」と聞かれることと思いますが、我慢することで日常生活に支障がでるほどの痛みの時はまず市販の鎮痛剤を服用してみましょう。鎮痛剤を服用しても効果がない場合や月経のたびに痛みがひどくなっているようであれば産婦人科に行き相談してみてください。

Q3 おりもの(帯下)が多くなったけど性病かしら?

健康な場合のおりものの量は下着に付着する程度ですが、排卵にともなう場合や過労やストレスなどでホルモンのバランスが悪くなることによって、おりものの量が増えることがあります。もし、おりものが豆腐のカスのようだったり濃い黄色だったり外陰部の痒みや痛みを伴うような場合は病院に行ってみましょう。

また、性交の経験がある場合には無症状の性感染症(例えばクラミジア感染症)に感染していることも考えられますので、今までになかった気になる症状がある場合には病院に行き相談しましょう。

 

男の子の相談

Q1 包茎ではないかと不安。

【包茎の種類】

・真性包茎:包皮の先端が狭く亀頭が全く露出できない状態
 ・仮性包茎:包皮を反転すれば亀頭が露出可能な状態

男性のペニスの大半は包茎といっても過言ではありません。
治療が必要となる場合は殆どありませんが、心配なことがあるようでしたら一度泌尿器科に行ってみましょう。

Q2 妊娠しない時期が知りたい。

性交の経験があり、避妊していなければ当然妊娠の可能性はあります。
望まない妊娠を避けるため、まず正しい避妊方法をおこないましょう。
避妊方法にはいろいろありますが、どの方法も100%避妊ではありません。しかし、一つの方法ではなく、二つ以上の方法で避妊する(例えば、男性用コンド-ムと殺精子剤を併用する)ことで、より避妊を確実にすることができます。避妊法は以下の通りです。

月経グラフ(最も妊娠しやすい時期の説明図)① コンド-ム
 ② 膣外射精(性交中絶法)
 ③ 基礎体温
 ④ 経口避妊薬(ピル)
 ⑤ 殺精子剤
 ⑥ ペッサリ-
 ⑦ 子宮内避妊リング(IUD)
 ⑧ 永久避妊手術

Q3 僕のおちんちんは小さい・・・?

ペニスの大小は個人差があります。機能的には勃起した状態で4センチあれば充分です。

Q4 マスターベーション(自慰)のしすぎは良くないの?

マスタ-ベ-ションをすることは何ら問題はありません。とても自然なことです。
ただ、方法と場所には配慮が必要です。