しなやかな“こころ”を身につけて前に進もう!

新人看護師3・4ヶ月研修

先日、当院では6ヶ月研修が開催されました。入職して半年を迎えることが出来たこと、とても嬉しく思っています。思えば、3ヶ月が経過したころは、まだまだ不安や緊張の中で毎日出勤されていたことを思い出します。今回は、3ヶ月前の様子を少し振り返りながら、レポートしたいと思います。

3ヵ月研修:自己認知とセルフケア

入職3ヶ月の頃は、軽症の患者さんを観察しながら検温を実施したり、採血や静脈路確保、吸引などの看護技術が少しずつ身についている時期です。しかし、慣れない環境の中で、多重課題に直面したり、早く仕事を覚えたいという気持ちと現実とのギャップに戸惑う時期でもあります。そのような中で、自分が無理をしているのか分からないまま、頑張って出勤するという一日が続いていたことでしょう。緊張感が続いている3ヶ月という時期は、特に看護部としても皆さんのメンタルサポートをすることを大切にしています。

当センター看護部では、「自己認知とセルフケア」の研修を毎年行っています。リアリティショックは、新しい環境下においては、誰にでも起こり得ることなのです。大切なのは、リアリティショックの正しい知識や対処方法を知ること、同期同士で話をして、「自分だけが悩みを抱えていたわけではなかったんだ!」とお互いの思いを共有することだと思います。 写真は、ストレングスカードを用いて、自分の強みを探すワークをしてもらったり、セルフケアの学習を進めている様子です。

しなやかな“こころ”を身につけて前に進もう!
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4ヶ月研修:リスクマネジメント

4ヶ月研修は、安全な看護の提供を目指して、リスクマネジメントの基本的な知識を身につけてもらっています。リスクマネージャーと共に事例の分析をしたり、自身のエラーパターンの傾向を知る機会を得ることが出来ます。「なぜなぜ思考」で事例検討をしていくので、新人看護師の皆さんには、少し難しいと感じる方も多いかも知れません。しかし、患者さんの安全を守るためには、根拠に基づいて看護実践を行うことやルールやマニュアルを遵守するという基本的な視点と正確な知識を身につけることが必要です。10月頃には、夜勤の独り立ちに向けてステップアップしていきます。その時に、リスクマネジメントの視点を備えておくことが重要なので、4ヶ月の頃から安全に患者さんのケアが遂行することを学んでいます。

しなやかな“こころ”を身につけて前に進もう!
しなやかな“こころ”を身につけて前に進もう!

新人看護師の皆さんは、11月には8ヶ月研修を迎えることになりますね。もう8ヶ月です。これまで良く頑張ってきましたね。研修の時間は、臨床現場から離れて自分を見つめる機会になることを実感し始める時期ではないでしょうか。今後も皆さんの成長を楽しみにしています。

看護部